Re: よろしくお願いします 投稿者:たけ 投稿日:2017/04/06(Thu) 17:56 No.5608

はじめまして、はじめて投稿させていただきます。
私40才前半の男なのですが、ここ数年、どんどん髪の毛が薄くなって来まして悩んでおります。
更に冬の時期になると特になのですが、頭皮が痒くて痒くてどうしようもなくピリピリして痛いです。何か対処法はありますでしょうか??
また髪の毛は復活するものなのでしょうか??
よろしくお願いします。


Re: よろしくお願いします 投稿者:板羽忠徳 投稿日:2017/04/27(Thu) 02:10 No.5613

男性の髪の太さやハリ、コシなどの元気度のピークは20歳で、この年齢を過ぎると個人差はありますが次第に衰えてきます。

これは男性ホルモンが関与していることから、一般にはAGAを発症してきていると言われ、「髪が薄くなってきた」と言いますが、「薄く=細く」なってきたことで、さらに伸びが次第に緩慢になって頭皮が透けて見えるようになってきたのです。

頭皮の痒みですが、冬になると痒くなる場合の一番の原因は、乾燥による刺激で、「エアコンやストーブなどにより乾燥させてしまった」「石けんの使い過ぎで皮膚のバリアを落としすぎてまった」「アカスリなどで皮膚のバリアを壊してしまった」など、皮膚のバリアが剥がれ落ちて乾燥が進むと「NGF=ナーブグロースファクター=神経成長因子」が表皮内まで伸びてくるようになり、知覚が過敏になってくることが原因しています。

NGFが働くのは皮膚にダメージを負ったときで、乾燥により掻き壊しをすると表皮が損傷し、NGFによって神経が伸びて痒みに対して過敏になってしまいます。

冬の痒みの敵は乾燥で、それを掻いている自分の爪なのです。

このような状態にしないためには表皮のバリアを壊さないことで、シャンプーや体を洗うときにゴシゴシしすぎないように注意することが大切です。
保湿剤を使用したり、掻けないようにガードすることが大切です。

痒みというのはとても複雑で、従来の「痒み=軽い痛覚の刺激」ではなく、痒みは「無限ループ」を持つ不快感覚で、掻けば掻くほど痒くなる増幅現象が起こってきます。

◎掻くことによりマスト細胞が脱顆粒(ヒスタミン、TGF−β、ロイコトリエンなどの化学伝達物質が細胞外に飛び出すこと)し、脱顆粒によって痒みが増え、痒くなると掻いてしまい、またマスト細胞が脱顆粒するという「イッチ・ストレッチサイクル」に陥ってしまいます。(TGF−βは脱毛にも関係してきます)

◎掻くとかゆくなるという連鎖反応を引き起こす「軸索反射」といって、脳に伝わる痒みの信号が神経の分岐点を逆流して周りに痒みを広げてしまいます。

◎「サブスタンP」という痛みを伝える化学伝達物質がマスト細胞を脱顆粒させ、掻けば掻くほどかゆくなってしまいます。

◎乾燥や炎症により、先に述べた「NGF」が過剰に働き、ますます痒くなる。
・・・・というように痒みは厄介な感覚なのです。

では治すにはどうするかですが、この場合は表皮の炎症を止め、掻かないようにすることがまず大切で、皮膚科を受診して抗炎症作用のあるステロイド剤を処方(長期使用はダメ)してもらうことで解消は可能です。

他にも抗ヒスタミン剤を処方してもらい、掻きむしらずに痒くなったら冷やすことで痒みを抑えることができます。症状が軽いならメントールも有効です。

痒みの原因についてはアレルギーやかぶれなどや雑菌などによる場合もありますので、長引く痒みは皮膚科を受診してみてください。
雑菌の場合は当サロンで頭皮の「クリオネ・チェック」を受けてみてください。脂漏性皮膚炎などの場合に悪化していることが多いです。この場合はルイザプロハンナシャンプー・プレミアムを使用してみて下さい。

髪の毛の復活については、今までいろいろ書いてありますので過去ログをご覧ください。


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