27歳女です。
高校一年生の頃から前頭部が薄くなっていることに不安を感じ始めました。気にしすぎだろうとか、前髪を伸ばして横に流すことでなんとかしのいできましたが、最近やっぱり前髪が欲しいと思い、いつまでも気にしているのもよくないと思い、髪を切りました。前頭部がやはり薄いなあと感じます。
風が吹くと前髪が上がって薄いのがわかります。
そちらに訪問したい気持ちもありますが、県外から来ている方もたくさんいらっしゃるのでしょうか。
金銭面でも心配しています。誰にも相談できずすごく苦しいです。
「25歳は女性のお肌の曲がり角」と言われるように、頭皮も全身の皮膚の一部なので、髪にも曲がり角が訪れます。
女性の髪の最盛期は30歳くらいで、その後頭皮はしだいに老化していき、白髪が急速に増えたり、髪の毛も次第に細くなったり、ハリやコシが無くなったり、頭皮が透けて見えるようになってくる人もいます。
遺伝的要素があると女性にも若ハゲのような症状が起こってきます。早い人では30歳後半頃から始まる人もいます。
額の生え際や頭頂部の髪がエリアを限って集中的にハゲるということはなく、髪の毛が全体的に薄くなったり生え際が短毛化、細毛化していくのが特徴で、「びまん性」の進行パターンをたどります。
女性の場合は毛群として一つの毛穴から数本生えていた毛のうちの何本かに短毛化、細毛化が起こったり、休止期に入って抜けた毛がなかなか発毛してこなくなり、頭髪全体の密度が低くなって頭皮が透けて見えるようになってきます。
女性も副腎から男性ホルモンが分泌されており、特に女性ホルモンが低下して男性ホルモンとのバランスが崩れる更年期に入る頃から始まり、閉経とともに細くなり薄く伸びにくくなってきます。
この薄くなっていくパターンは女性ホルモン(エストロゲン)の変化とほぼ一致し、最近はこのような脱毛を「女性型脱毛」(FAGA)と呼んでいます。
女性の脱毛は男性ホルモンの異常だけでは説明できないことから、医療的にも男性向けのプロペシアやザガーロのような薬剤の適用はありません。
塗布薬として1%のミノキシジルのみが適応薬とされていますが、これも絶対ではありません。
女性の脱毛はいろいろなことが原因、誘因していますので、それらについては症状を診た上でお話致します。
ヘアスタイル的には前髪、前頭部の髪を横に流した方が薄くみえにくくなるのですが、現在の自分の症状がどのようになっているのかをチェックした上で対策を練らなければなりませんので、やはり相談にいらっした方が良いです。
県外だけでなく、台湾やマレーシアからいらっしゃる人もいます。
土日、祭日は予約が非常に混み合っていまして2カ月以上待ち、平日は一ヶ月待ちになっていますので、なるべくお早めに予定をたてて、予約の電話で日時を決めた上で相談にいらっしてみて下さい。
契約などの無理な勧誘などはしていませんので、安心して予約をお取り下さい。