店内の換気状況を測定するためにCO2センサー(二酸化炭素濃度のセンサー)を数台導入しました。ところがお客様が入店してアルコール除菌をしたり、ヘアトニツクを塗布してマッサージをすると、センサーがアルコールにも反応してしまうため、正しい測定が出来ません。
CO2を測定する場合はアルコールがないところでということになるので、この測定器を新型コロナウィルス感染防止のために活用することにしました。
酒類提供の飲食店には休業、酒類を提供しない飲食店は時短営業を要請など、飲食店いじめのようなことが行われていますが、何故酒類提供に規制がかかるのを考えたことありますか?
「大声で話すから」「蜜になるから」など、いろいろ言われていますが果たして???
お酒を飲んだ人の呼気を嗅ぐと「酒臭い」といわれるように呼気にアルコールや炭酸ガス(二酸化炭素)が含まれています。もし、この人がウイルスの感染者だったとすると、ウイルスの多い肺や口中を通った炭酸ガスと気化したアルコールが吐き出されます。
気化されたアルコールは消毒力は低下しているので吐き出された呼気には感染力を持ったウイルスが付着していることになります。大声で話すことによる飛び散る水分の多いものは重いためアアクリルボードなどにぶつかって落ちてしまうでしょうが、気化したアルコールは軽いため部屋中に浮遊します。お店での実験ではトニックをつけると7m位離れたところのセンサーが1分もたたないうちに最高の5000PPMになってしまいます。
窓やドアを開けさらに換気扇を回していても、外からの風の状態により5分から15分くらい過ぎないと濃度が低下してきません。
もし、これが感染者が飲んでいる飲食店だった場合、簡単に広がってしまい、その人から出た呼気に含まれたウイルスを周りの人は吸引して感染してしまいます。(濃度が低い場合は感染力は弱いとされていますが、新型コロナウイルスの場合の感染力は未知です。)
私の実験が稀有であってくれればよいのですが・・・まだ、どこもアルコールを含んだ呼気や気化したアルコールに付着した、いわゆる空気感染の実験結果などを発表していないのです。
安心して飲みにいけるためにも是非専門機関で検証してほしいと思います。
二人以下で飲むようにとか、酒類の注文は7時までとか、滞在時間は90分までなどといっていますが、それで本当に大丈夫なんでしょうかネ???
CO2を測定する方は精度の高いNDIR方式のものを使っていますが、ここではアルコールを調べたいので揮発性有機化合物を測定できるTVOC方式を使って測定しました。
除菌用や7m離れたアルコールに反応したのもこちらです。
Facebookではビールを飲んだ場合の変化の動画ものせてあります。