結論から言いますと、「固着力の強さと毛穴内に生えている毛の数と毛穴内の皮脂」ということになります。
固着力というのは毛髪が皮膚表面に生えているのを引っ張って抜けた時の力を言います。
少ない力で引き抜かれるようであれば固着力は弱い(小さい)、強い力で引き抜かれるようであれば固着力は強い(大きい)ということになります。これは毛穴の大きさの違いによります。
普通の太さの頭毛(0.08mm)は部位や個人差にもよりますが、平均70〜80gあります。
新生毛は太い毛がまだある時(この時が一番毛穴が大くなっています。)こそ擦らない洗い方やマッサージが大切なのです。
頭の場合太い髪の毛が生えている毛穴はそれなりに大きいのです。さらに一つの毛穴から毛群として数本生えていますので、もっと大きな毛穴になっています。
体毛は一つの毛穴から1本生えて、おり、ヒゲ、眉毛、胸毛、陰毛などの毛を除いて頭毛より細い毛になっていますので毛穴も小さく固着力は強くなっています。
体毛と新生毛が同じくらいの太さだとして、数本生えている頭毛の毛穴は大きくて皮脂でユルユルで固着力は弱く、体毛は毛穴は小さくしっかりと体毛を支えているので固着力は強いのです。(実際には新生毛は非常に細く、耳穴の周りに生えているウブ毛より細く、皮脂は少なく皮膚組織はしっかりと毛包を支えているのでユルユルの所に生えている新生毛より体毛の固着力の方が強いのです)
男性の場合、前頭部、頭頂部の女性ホルモンの支配域のスカルプの部分は全体に固着力は弱く、側頭部、後頭部の甲状腺ホルモンの支配域の部分は固着力は強いのです。
そのため前頭部、頭頂部は擦らない髪様シャンプーが必要なのです。
実際にどのくらいの毛穴になっているか測定した結果を示しましょう。
マイクロスキャナーで新生毛が毛穴から生え始めたばかりの状態を写したものを、プリントした写真を元に測定してみました。(実際の写真は来店した場合お見せします)
0.08mmの毛を275倍に拡大したら22mmにプリントされました。毛穴の大きさは110mm(実際には0.4mm)×75mm(実際には0.273mm)でした。
新生毛の毛先の白髪の部分の太さは1mm(実際には0.0036mm)、皮膚表面に出た黒髪の所は2mm(実際には0.0073mm)でした。
つまり11cmの毛穴にに2mmの毛が生えているということになりますので、新生毛は毛穴の大きさの55分の1から37.5分の1の状態で生えていることになります。(0.08mmの場合は5分の1から3.4分の1でしっかり生えています。)しかもこの部分は毛包壁がしっかりと毛を包み込んでいるのでは無く、皮脂の排出口ですので皮脂が多くユルユルの状態ですので負荷がかかれば新生毛は簡単に抜けてしまいます。
細い体毛は毛穴も小さく、擦らない洗い方が大切なのです。これは上でも述べたとおり、太い髪の毛が生えている毛穴はそれなりに大きいのです。さらに一つの毛穴から毛群として数本生えていますのでもっと大きな毛穴になっています。
もう一度書いておきます。
これは太い毛がまだある時こそ擦らない洗い方が大切なのです。