要注意

女性の脱毛原因

若い女性の薄毛の原因は?

緑の黒髪が女性の専売特許のはずであったのに、最近は私のサロンでも女性の毛髪相談のお客様が非常に増えています。
脱毛の悩みは現象面のみならず心理面・精神面に与える影響は大きく、ときには人生を変えてしまうようなこともあります。
かっては女性の薄毛・脱毛は男性型脱毛とよばれていましたが、最近は「女性型脱毛」と言われるようになってきました。
遺伝、ストレス、ホルモンの異常、アレルギー、間違ったヘアケア、ダイエット、産後脱毛、円形脱毛、食生活の乱れなど、原因はさま ざまですが、頭髪のトラブルに悩む女性は確実に増加しているようです。
男性の場合との決定的な違いは、遺伝の項目にあるように劣性遺伝であることや、男性ホルモンの力が弱いために、男性のようなツルッとしたハゲにはなりません。
特に女性特有または女性に多い原因としては、産後脱毛、ダイエット、間違ったヘアケアやヘアスタイルなどがあげられます。
産後脱毛は、妊娠すると女性ホルモンが増えてくるため、本来ヘアサイクルが成長期を終えて休止期になるはずなのに、休止期にならず成長期が伸ばされて脱毛は減ってきます。
出産後二〜四カ月すると伸ばされていた成長期が一斉に休止期に入り、通常の倍の30パーセントにもなり、さらに産後の育児の忙しさや、妊娠中よりもカロリーを落とすため一度に脱毛が増えてきます。
ダイエットは、無理な減食による栄養不足、特に蛋白質の不足から、必須アミノ酸の量や丈夫な髪をつくるためのシスチンが不足してしまい、抜け毛や細い毛になり、身体の方も痩せてきます。
ヘアケアやヘアスタイルでは、整髪剤やシャンプー剤、リンス剤、パーマ剤、染毛剤などが頭皮に残って皮膚を刺激することや、ブラッシングなどの静電気の発生や、ポニーテイルや日本髪などの髪を引っ張るスタイルにより、毛乳頭組織周辺に軽い炎症が起こり、その積み重ねが組織の老化を早めることなどがあげられます。
他にもホルモンに異常をきたすと次のような症状を伴ってびまん性の脱毛が起こってきます。

下垂体機能低下

頭髪が薄くなり、腋毛、陰毛が消失します。

甲状腺機能低下

頭髪のびまん性脱毛がしばしば認められ、後に体毛も脱毛します。眉毛が薄くなるのが特徴で、腋毛は約半数が薄くなります。

甲状腺機能こう進

約半数にびまん性脱毛が生じ、可逆性で円形脱毛や尋常性白斑を合併することがあります。

副甲状腺機能低下

頭毛は乾燥し、全体として薄くなり、毛はたやすく引き抜くことができ、不規則な脱毛斑を呈します。

もし、これらの異常が感じられるようであれば早急に医師の検査を受け、指示に従うようにしなければなりません。

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