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まずは
対処方法
10数年前から毛髪ブームが言われ、テレビ、新聞、週刊誌などの雑誌には毛髪関係の番組や記事、CMや広告などがあふれ、さらにインターネットからも毛髪関係の情報が次々と発信されたり、毛髪関連化粧品類の進歩にはめざましいものがあります。 @男性ホルモン
男性型脱毛は「男性ホルモン」が関与していることから、男性ホルモンが育毛研究の大きな柱になっており、5−α−リダクターゼによる男性ホルモンの活性化、レセプターによるディヒドロテストステロンの感受、毛乳頭の脱毛サイン物質の放出という行程があることから、この流れをどこかで断ち切ればよいのではということになり、男性型脱毛の予防や治療には、5−α−リダクターゼ還元酵素の活性阻害、レセプターの阻害、DNAへの結合阻害の三つの方法が考えられ、現在医学的に研究されている方法としては次のようなものがあげられています。 A細胞増殖因子その他の毛母細胞や毛乳頭を活性化する薬剤の研究も盛んで、外毛根鞘細胞、毛根などの増殖に関連する因子として、「細胞増殖因子」があり、毛母細胞を賦活するジアルキルモノアミン誘導体、マイカイ花エキス、イチョウエキス、感光素301号(タカナール)、チョウレイエキス、サンザシエキス、グロスフェリンやプラセンターエキスなどが使われています。最近はHGF(肝細胞増殖因子 hepatocyte growth factor )という物質によって毛母細胞の分裂 が盛んになることが分かり、同じような働きをするものとしてIGF・I(インスリン様成長因子 insulin like growth factor )やインスリン、ランブータンエキス、コリアンダー、タイソウエキスなども見つかってきました。 B血行促進作用、血管拡張作用従来から毛乳頭を活性化するために末梢血管を拡張する「血行促進作用」「血管拡張作用」を持つアルニカエキス、センブリエキス、セファランチン、延命草、苦参エキス、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジル、dl−α−トコフェロールなどが用いられきましたが、最近はミノキシジル、ニコランジル、塩化カルプロニウムなども用いられるようになってきました。 Cエネルギー補給
毛根の増殖を補助する「エネルギー補給」にはペンタデカン酸グリセリドが使われています。
D神経伝達物質、転写因子毛乳頭が脱毛指令を出すルートに関連する「神経伝達物質」「転写因子」としてLEF・1(ヘアケラチン遺伝子の調節遺伝子)が注目されています。 E細胞死関連物質ヘアサイクルを伸ばす「細胞死関連物質」としては、アポトーシスを抑制するガン遺伝子のbc1−2や繊維芽細胞成長促進因子のFGF−5などが研究されています。(FGF=表皮細胞増殖因子) F毛包誘導因子新毛をつくる「毛包誘導因子」の研究では、組織培養をした皮膚には毛孔や毛根は再生されないが、皮膚の内側にある間充識と呼ばれる組織の細胞に接すると、培養した皮膚にも人体と同じ毛根が形成されることが発見され、この間充識が分泌する物質のエピモルフィンが注目されています。他にも繊維芽細胞成長促進因子7のFGF−7も注目されています。 G血管新生私たちの身体の血管の長さは、毛細血管も含めると20歳の頃は約10万キロメートル(地球2.5周分も)あります。ところが60歳頃になると1周分(4万キロメートル)もなくなってしまい、さまざまな老化をおこします。毛乳頭の栄養補給ルートをつくる「血管新生」のための増殖因子VEGF(血管の増殖因子)やシナモン、ヒハツなどが注目されています。 H炎症「炎症」の研究は、おもに円形脱毛症が中心で、男性型脱毛症の場合は補助的に育毛環境を整える働きを持つもので、ヒノキチオール、アラントイン、サイトカインなどがあげられます。アポトーシスを起こす。 → TNF−アルファ(腫瘍壊死因子)……抑制には紫蘇の葉エキス、ローズマリー
医学的には以上のような研究が進んでいますが、実際に育毛を行っていく場合は次のような方法で対処していくことが必要です。 経皮吸収育毛剤は毛孔から毛包側壁を通って、毛乳頭の部分まで有効成分を吸収させないことには育毛効果はあがってきません。毛孔や毛包内は皮脂によって親油性の状態になっていますので、普通にシャンプーをして毛孔周辺をきれいにしたとしても、毛包内部は皮脂が詰まったままのW/Oの状態になっていますので、水溶性の育毛剤は浸透してくれません。 毛孔部の皮脂をO/Wの水溶性にしたり、皮脂の詰まりを除去することが必要で、このためには、クレンジングクリームでマッサージしてスチーマーを使用したり、特殊精製されたルイザプロハンナ・ヘアエッセンスのようなホホバオイルとルイザプロハンナ・シャンプー・プレミアムのような特殊シャンプーを使う方法や脂肪分解酵素使う方法などがあります。 血行促進頭皮が硬く、血行が悪く皮膚温度が低い場合や、頭骨の一部が突出していたり、帽子や鉢巻きなどで頭を締め付けているような場合、血行を促進させなければなりません。血行を促進する方法としては、センブリエキスやトウガラシチンキなどのチンキ類、ニコチン酸ベンジルエステルなどの含まれている育毛剤を塗布してマッサージをしたり、スチーマーや遠赤外線や頭皮用エアコンプレッサーなどを使用したり、ブラシによるパッティングやバイブレーターなどを用います。 ツホ゛刺激
自分自身の生理機能を高めるための手軽な方法としては「ツボ刺激」で、指圧などでツボそのものを刺激したり、シャンプー中にツボを刺激をすることにより頭皮の機能を高め、抜け毛を防ぐとともに、髪の発育をはかります。 オゾンマッサージャーの活用5−α−リダクターゼの働きを抑えるには、オゾンマッサージャーを使って皮脂の働きをコントロールすることが必要で、オゾンの酸素を利用して還元酵素を酸化させて5−α−DHTに変わるのを防ぐとともに、高周波を利用して頭皮を刺激したり、フケの基になる雑菌を殺菌したり、細胞のレベルで刺激するマッサージを行い、新陳代謝をたかめることを行います。 もし男性型脱毛症に塗っただけで三〜四カ月でフサフサと太い硬毛が生えてくるような薬があるならば朗報ですが、人間の細胞の中でも一番早いと言われている毛母細胞を、さらに活発にしてしまうためにガン化や副作用の恐れもでてきます。安全で有効な薬剤探しはこれからも続いていきます。また、育毛剤や養毛剤だけに効果を期待するのではなく、医師や専門家のアドバイスや、使用者本人の食生活やお手入れなどの努力が実ってこそ効果があがりやすくなってくるのです。 |